冬に大人気のお出かけ先といえば、そうイルミネーション! 澄んだ空気のなかで眺めるまばゆい光の祭典、うっとりしますよね。
2019年から2020年にかけての開催情報を調べてみると、アートや歴史などがテーマになった"知的好奇心"を満たしてくれるイベントが目を引きます。そんなキラキラもワクワクも欲張れるイルミネーションなら、イルミ好きもそこまで興味がなかった人も一緒に楽しめそう。ご家族や友だち同士での鑑賞にピッタリですね。
関東・関西から、計5スポットを厳選してご紹介します!
<日本の美×イルミ>大井競馬場「東京メガイルミ 2019-2020」
2018年からスタートした大井競馬場の「東京メガイルミネーション」。今季は「オーロラの森」や、「虹色に輝く光の大噴水」などの新演出が加わり、見どころが盛りだくさん!
なかでも"知的好奇心"をくすぐるのが、「タイムトラベルエリア」。「明治サプライズ迷路」では、最後の浮世絵師と呼ばれた小林清親(こばやしきよちか)の作品をはじめ、明治時代の美意識を伝えるアートが照らし出されます。
ほかにもハイカラなデザインの「大正ロマン光庭園」、レトロな雰囲気の「昭和ただいま横丁」など、古き良き日本の文化を体感できる光の展示がいろいろ。
さらに棚田や水田など、日本の原風景を表現したイルミネーションまで。こちらは虫たちの声や、和の心を奏でた音楽とともに鑑賞することができます。
■DATA
所在地:東京都品川区勝島2-1-2(大井競馬場)
*そのほか詳細は下記HPを参照
https://tokyomegaillumi.jp/ja/
<植物×イルミ>あしかがフラワーパーク「Flower Fantasy ~光の花の庭2019~」
4年連続で「イルミネーションアワード イルミネーション部門」第1位に選ばれるなど、有名イルミネーションスポットとして定着している、栃木県の「あしかがフラワーパーク」。
こちらの特徴は植物と光の壮大な共演。今季は94,000m²の園内に500万球超えの電球を装飾しています。
園のシンボル「奇蹟の大藤」では、電飾で花房を再現。また別の藤棚では、4色に輝く花房が! 光を放ちながら風にゆらめく藤の花は神々しささえ感じる美しさです。
光の花畑にそびえる城「フラワーキャッスル」や、2,000輪の「光のバラ」の園は、まるで童話の世界のようなかわいらしさ。また、水面の光の反射が美しい池の周辺も、咲いた花を花壇ごと浮かべて照らし出す「水上花壇」などが鑑賞できる必見のエリア。お見逃しなく!
■DATA
所在地:栃木県足利市迫間町607(あしかがフラワーパーク)
*そのほか詳細は下記HPを参照
http://www.ashikaga.co.jp
<アート×イルミ>万博記念公園「Wonder Experience イルミナイト万博 2019」
昨年に引き続き、万博記念公園内にそびえる「太陽の塔」に光の演出がほどこされます。
今季は塔の北にある"黒い太陽"側が中心。世界的なデジタルアーティスト長谷川章氏の代名詞ともいえる「D-K(デジタル掛け軸)」と呼ばれるプロジェクションアートが映し出されます。
この映像の特徴は、100万枚に及ぶデジタル画像が、地球が回転する速度でゆっくりと移り変わっていくこと。偶然の連続で生み出される映像は、二度と同じものを見ることができない一期一会の極彩色なんですって!
■DATA
所在地:大阪府吹田市千里万博公園(万博記念公園)内、太陽の広場、お祭り広場ほか
*そのほか詳細は下記HPを参照
https://www.expo70-park.jp/event/34730/
<大正浪漫×イルミ>大阪城「大阪城イルミナージュ」
全国から見物客が集まる「大阪城イルミナージュ」は、大阪城西の丸庭園が舞台。気になる今季のテーマは「大正浪漫」! 昨年の「幕末・維新・文明開化」に続く時代設定となっています。
「大正ネオンエリア」や全長30mの「歴史絵巻」で、当時の大阪の暮らしや文化をきらびやかに描きます。
通天閣や天王寺動物園も当時の姿で描かれ、大阪市が世界的都市へと成長した輝かしい時代"大大阪時代"にタイムスリップ!
また、会場内の食堂「浪漫食堂」には、ライスカレーやオムレツライス、ポークカツレツ、ビフテキ、コロッケなど、大正時代の人気メニューがずらり。たこ焼きのイルミネーションもあり、食い倒れの街・大阪らしい"大正浪漫の世界"が楽しめるようになっています。
■DATA
所在地:大阪市中央区大阪城2(大阪城西の丸庭園)
*そのほか詳細は下記HPを参照
https://www.illuminagegroup.com
<サブカル×イルミ>東京ドイツ村「ウインターイルミネーション2019-2020 飛び出せ!ピコピコ!ドリームワールド~Play&Smile~」
毎年、イルミネーションに力を入れている、東京ドイツ村。今季のイルミネーションはなんと「80年代ゲーム」がテーマです。
数多くの展示があるなかで、圧巻は広い敷地を生かしたフィールドの飾り付け! フィールドだけで300万球もの電球を使用しているそう。
見晴台から地上を見下ろすと、そこにはRPGの世界が......。パパママ世代は、懐かしのドット絵に感動してしまいそうです。
観覧車から見えるのは、東京ドイツ村名物の3Dイルミネーションで立体的かつ壮大に表現されたモグラ叩き&メダルゲーム。あの頃、ゲームにのめり込んだみなさん、今季はイルミネーションでゲームの世界に入り込んでみては?
ちなみに東京ドイツ村から車で15分程度のエリアにはバーミヤンやガスト、夢庵があります。
イルミネーションを満喫した後はガストやバーミヤン、ジョナサンのの温かい料理で冷えた体を温めてくださいね
■DATA
所在地:千葉県袖ケ浦市永吉419
*そのほか詳細は下記HPを参照
http://t-doitsumura.co.jp
文:花沢メイ