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みなさんは仕事で身に付けたスキルをプライベートで活かすことはありますか? すかいらーくグループの店舗クルーに話を聞くと、仕事のワザを暮らしの中で活用するケースが結構あるそう。

今回取り上げるのもそんなワザの一つ。バーミヤンのクルーに聞いた"家で使える電子レンジのおいしい時短ワザ"をご紹介します!

野菜がシャッキリ&甘い!! ホイコーロウが簡単ワンランクアップ

まずはホイコーロウのおいしい時短ワザから!

バーミヤンの店舗の調理、電子レンジで温めて出すだけと思っていらっしゃる方も多いのでは? 違うんです!

家庭の何倍もの強い火力でお肉や野菜、調味料を一気に炒め、絶妙な食感に仕上げるなど、中華の基本調理も大切にするお店なんです。その中でスピーディーな提供と安定のおいしさを生み出す一工夫として、電子レンジの優れた機能を効果的に活用することもあります。

例えばホイコーロウや野菜炒めを調理する際には、野菜を電子レンジで下温めした後に炒めることで、具材に均等に熱を入れることができ、炒めのばらつきを抑えて絶妙なシャッキリ感にしています。

今回ワザを教えてくれたのは、この調理法を家庭で応用しているバーミヤンの調理クルー。お店と同じ味わいとはいかないけれど、時短になる上、ホイコーロウや野菜炒めのおいしさがワンランクアップしたとご家族から好評だそう。

どうランクアップするのか、タベル編集スタッフが教えてもらったワザを使ってホイコーロウを調理してみます! なお、野菜を電子レンジで加熱すること、炒め時間が短いことをのぞけば、作り方はいつもの我が家のホイコーロウと一緒です。

豚肉に下味をつける、合わせ調味料を作るなどの準備をしたら、野菜を切って耐熱ボウルに入れ、ラップをして電子レンジへ。今回教わったのは2人分の分量でキャベツは2~3枚、ピーマンは2個程度。500Wで3分加熱します。

店舗にある業務用電子レンジと違い、家庭用の電子レンジはワット数がだいぶ低いので、もちろん加熱時間は変わってきます。バーミヤンのクルーも自宅の電子レンジで何度か作るうちに2人分で500W×3分に落ち着いたそう。これを目安に、みなさんも人数や好みに合わせていろいろ試してみてください。

レンジで加熱している間にフライパンでネギや豚肉を炒め、加熱が終わった野菜をペーパータオルで軽く水気をふいてから(やけどに注意!)フライパンに加えます。

あとは野菜全体に油が回るように炒め、合わせ調味料を加えて全体を混ぜれば完成! あっという間です!

さっそく試食です。
あ、思った以上に違います!!
キャベツもピーマンもシャッキシャキで、しかも野菜の甘みがかなり強く感じられます! 色も鮮やかですね。

アップ写真でシャッキリ感がなんとなく伝わるのでは?
比較のために、いつもどおりのホイコーロウも作ってみました。
食べ比べると違いは歴然。レンジ無しのキャベツの葉は火が通りすぎてくたっとして、芯の方はまだ固め...。くったりキャベツもそれはそれで味わい深いのですが、やはりシャッキリとしたレンジ有りの方がより中華料理っぽいという印象です。

上の写真がレンジ無しのホイコーロウ。キャベツがくたっとしています。
交互に食べて気づいたのは、レンジで加熱した方のキャベツは甘みが強いだけではなく、芯部分特有の臭みも消えていること。これは予想外の発見でした!

水切り&温めはレンジにお任せ! 失敗ナシの麻婆豆腐

続いて麻婆豆腐のおいしい時短ワザです。

麻婆豆腐は豆腐を水切りしてから使うべし! そう聞いたことがある人も多いと思います。水切りをすれば、煮崩れしにくく、味もなじみやすくなり、豆腐から余分な水分が出て全体が水っぽくなる失敗も防げます。

ただ、分かっていても家庭では面倒なので、不十分な水切りのまま作っている人も多いのでは?

バーミヤンでは麻婆豆腐の水切りに電子レンジを活用しています。
電子レンジでの豆腐の水切りは広く知られた時短ワザですが、麻婆豆腐の場合は温めるというもう一つの意味があり、ホイコーロウのコツを教えてくれたクルーはこちらも家庭で応用しているそう。

麻婆豆腐もクルー直伝のワザを使って調理してみます。
こちらも基本レシピは我が家のいつもどおりのものです。

まず、フライパンでニンニクやショウガ、さらに挽肉を加えて炒めて、合わせ調味料を入れます。

ここで、あらかじめ3~4センチ角に切っておいた豆腐の水気をしっかり切ってから、キッチンペーパーをしいた耐熱ボウル(あれば耐熱皿を敷いた耐熱ザル)に入れてラップをし、電子レンジ500Wで1分間加熱します(今回は2人分で豆腐は半丁)。

合わせ調味料がひと煮立ちしたら、フライパンに加熱が終わった豆腐を入れます。
なお、レンジで加熱してから長時間放置すると豆腐同士がくっついてしまうのでご注意を。

あとは豆腐を崩さないようにゆっくり混ぜ、最後に水溶き片栗粉でとろみをつけたらできあがり!

電子レンジを使うことで、豆腐の中心が冷たいということもなく、豆腐を温めているうちにソースが煮詰まってしまうこともありません。

本格的な麻婆豆腐のレシピでは、豆腐の水切り&加熱のために下ゆですることが多いそうで、電子レンジはその代わりを果たしているんですね。

試食してみると、豆腐がしっかり温かくて、1分強しか煮ていないのに味のなじみもなかなかです! 水分が抜けているので、豆腐のコクも感じられますね。

今まで、我が家ではキッチンペーパーとお皿の重しで麻婆豆腐の水切りをしていました。
十分においしいと思っていたのですが、温めるメリットには目から鱗でした!!

いかがでしたか? バーミヤンのクルーが家でも活用するおいしい時短ワザ。
みなさんもこのワザで簡単に料理をランクアップさせて、家族や友だちを驚かせてみては? 特にホイコーロウは個人的にも「試してみて!」と周囲に激推しするつもりです!!

取材・文:高城千里 撮影:須賀翔平

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