「家族」と「食べる」を考える

タベル マガジン

「家族」と「食べる」を考える

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ウェブマガジンです。

日々の暮らしの中で、家族でゆっくり過ごす時間、作っていますか?
慌ただしい毎日を送っているうちに、家族の時間が置き去りになっているという人もいるかもしれません。今回は、とある家族の休日をレポート。大切な家族時間の作り方を見せてもらいました。

雑誌やウェブマガジンの読者モデルであり、2人のお子さんのママでもある北川知花さん。小学校3年生の長女と5歳の長男、ご主人との4人家族で、育児や家事、仕事に忙しい毎日を過ごしています。

子どもが小さい時期、ママが多忙になる理由の一つが「送り迎え」。
北川家でも今年4月から3つの習い事をスタート。長女のこころちゃんが通うピアノや英語に、ひかるくんのサッカー、体操、英語のレッスンにと、ママが自転車で駆け回ることがぐっと増えました。
小学校3年生なら自分で習い事に行けるかも。でも、「弟の送り迎えをするのなら、お姉ちゃんにもなるべく差が付かないようにしてあげたいな...」なんて考えてしまうのが親心。ひかるくんとこころちゃんを交互に送り迎えする日も少なくありません。愛おしくも手がかかる日々は、まだまだ続きそうです。

そんな北川さん。子どもたちの習い事に時間がとられることに加え、ここ最近は、パパも仕事で忙しく、家族の時間をゆっくりととることが少なくなったな、と感じていました。そこで思いついたのが週末のお散歩です。

これまでの週末といえば、映画を観たり、都心でショッピングをしたり。朝からお弁当を作って、大きな公園へ車で出かけてピクニックをしたり。
「『ザ・お出かけ』なことが多かったかな。でも、子どもたちを喜ばせようとして頑張りすぎていたのかも」と北川さん。
だからあえて近所をゆっくり歩くだけ、そんな週末を過ごすことにしました。

いつも子どもたちと自転車で駆け抜ける道も、家族でのんびり歩いてみると、なんだか新鮮。「この道、緑がキレイだよね~」なんて発見があったり。景色を見たりしながら、ちょっと離れた公園まで足を伸ばしてみました。

天気もいいし、最高の公園日和。
子どもたちはパパと公園に来るのは久しぶりとのことで、パパとの公園遊びに夢中です。

「ママ、見て。シロツメクサが咲いているよ」とこころちゃん。
こんなふうに緑の中でゆっくり過ごす時間は、ママにとってもリラックスタイムになったようです。

公園遊びを終えて、さらにてくてく。
「結構歩いたね。そろそろ疲れた~」とパパと子どもたち。
すると子どもたちが「ジョナサンがあるよ! パフェ食べた~い」とリクエスト。
ファミレスってママ友や子どもたちと行くことはあっても、パパも一緒に行くのはちょっと久しぶり? さっそく家族で入ることに。

席に案内されたら、「わたし、パパの隣がいい!」、「ボクも!」とパパの隣を姉弟でさっそく取り合い。「あれれ。こっちにママひとり?」っていう席取りになっちゃったけど、こっちはひとりでゆったり使えるから、まあ、いっかと笑う北川さん。

「ファミレスってくつろげるね。子どもたちはドリンクバーでご機嫌だし」とパパも楽しそう。
子どもたちが大好きなチョコパフェもやってきて、2人で仲良くパクリ。「う~ん、おいしいっ♪」と笑顔が弾けます。

すっかりリラックスして、気づけば、家族から色んな話が飛び出しました。
最初は「今日はたくさん歩いたね」なんて話から、そのうち、「ねえパパ、リンゴって英語でなんていうか知ってる?」って習い事の成果を披露したり、学校のことを話したり。「パパ、会社で好きな女の人いる?」とびっくり質問まで出て、みんなで大笑い。

何気ない散歩の、何気ないよりみち時間。でも、とても濃密な時間。北川さん家族にとって、ファミレスでのよりみち時間は、大切な家族時間になったようです。これからも時々こんな時間を作ろうね、とうなずきあう家族の笑顔が印象的でした。

月に一回のよりみち時間、みなさんもご家族で作ってみてはいかがでしょうか。

撮影/黒澤俊宏(主婦の友社) 取材・文/北浦芙三子

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