「家族」と「食べる」を考える

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美味しいお料理を「タベル」。
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家族と食についての情報をたっぷり集めました。

西郷隆盛が生まれ育ち、最期の時を過ごした鹿児島市街地は、鹿児島県内でもゆかりのスポットが数多く点在するエリア。西郷どん大好きタベル編集部のライターが、鹿児島中央駅から運行する観光地周遊バス「カゴシマシティビュー」に乗って、彼の足跡をたどるプチ旅に行って来ました。
カゴシマシティビューの一日乗車券は、どの停留所でも乗り降り自由!自分のペースで観光できるのがうれしいですね。

大河ドラマの世界観を
たっぷり堪能して出だしは好調!

1年間の期間限定開館!
西郷どんファンなら立ち寄り必須

バスに乗り込んで初めに向かったのは、西郷隆盛や大久保利通をはじめ、幕末維新の立役者を数多く輩出した鹿児島市加治屋町にある、西郷どん大河ドラマ館。大河ドラマ『西郷どん』の放送に合わせて、2019年1月14日まで期間限定でオープンしています。館内は、鹿児島ロケのメイキング映像の上映のほか、ここでしか知ることのできない制作・出演者のコメントやストーリーパネルなど見どころ満載! 中でも興奮したのが、西郷家・大久保家をイメージしたスタジオセットの一部を再現したコーナー。まるで撮影所にいるかのように臨場感たっぷり。レプリカの衣装を身にまとい、出演者の等身大パネルと一緒に記念撮影できて、ドラマファンとしては至福の時間を過ごせました。また、実際にドラマで使用された衣装や小道具も展示されていて、篤姫の艶やかな着物に思わずうっとり。心ゆくまでドラマの世界観に浸ることができましたよ。西郷どんグッズや鹿児島の特産品がそろう特産品販売所もあり、ついあれこれ買い込んでしまいました!

※展示物はドラマの進行に合わせて変更になります

入り口のゲートをくぐると、人物相関図やストーリー、出演者など大河ドラマ『西郷どん』の基本情報が分かりやすく紹介されています

スタジオセットを再現したコーナーは、人気の撮影ポイント。西郷隆盛が幼少期を過ごした西郷家をイメージしています

『西郷どん』の名シーン"御前相撲"の撮影で使用された篤姫の衣装なども展示されています

ガスト城山店

観光スポット巡りの合間にひと息

西郷どん大河ドラマ館で気合を入れすぎたかも。ちょっぴり疲れたので、隣の停留所で降りて、ガスト城山店へ。店内からは間近に城山を見上げることができます。これから訪れる西郷隆盛銅像や鶴丸城跡など、西郷どんゆかりのスポットに想いを馳せたりコースの確認をしたりするのにぴったりですよ。

観光スポット巡りの合間の小休憩やお食事にいかがですか?

日本の行く末を見つめている!?
雄々しい軍服姿の西郷隆盛像

休憩を終えて国道10号をしばらく進むと、公共施設やビルが立ち並ぶ市街地の一角に突如「西郷隆盛銅像」が出現。これまでテレビや雑誌でしか目にしたことがなかったため、"本物"との出会いに思わず心が躍ります。1937(昭和12)年、西郷の没後50年祭記念として建てられた銅像は本体だけで5.76m、台石を含めると約8mの高さがあり、見上げるほどの大迫力! 陸軍大将の軍服を着てたたずむ凛々しい西郷どんの姿は、まるで鹿児島の街や桜島を力強く見守っているかのようです。国道を隔てた鹿児島市中央公園前の広場には撮影スポットが用意されていたので、銅像を背景にベストポジションでパシャリ。西郷どんとの念願のツーショット(!?)に大満足でこの場を後にしました。

制作者は鹿児島市出身の彫刻家・安藤照氏。東京・渋谷駅の「ハチ公像」を手掛けた人物として知られています

西郷どんも愛した鹿児島を見渡して
激動の薩摩に思いを馳せる

西南戦争最後の激戦地
多くの薩摩義士が命を散らした城山へ

次に向かったのが、鹿児島市の中心部にある標高107mの「城山」。1877(明治10)年は国内最大の内乱といわれる西南戦争の激戦地となり、官軍の総攻撃を受けて追い詰められた西郷隆盛が最期の数日間を過ごした場所として有名です。展望台からは正面に桜島や錦江湾を一望。雄大な桜島を眺めながら、この地で多くの薩摩志士たちの血が流れた歴史に思いを馳せずにはいられません。思わず時間が経つのを忘れてまどろんでしまいました。

城山の山頂にある展望台は、桜島を正面に望む絶好のビュースポット。天気の良い日は、遠方に霧島や指宿の開聞岳まで見渡せます

西郷隆盛との絆も気になる
篤姫も暮らした鶴丸城跡

城山の麓でバスを降りるとすぐ「鶴丸城跡」があります。薩摩藩主・島津氏の居城跡で、1602(慶長7)年、島津家第18代当主・家久によって築城されました。天守閣を持たない屋形造りの城で、正面の御楼門がお城のシンボル的存在でしたが、1873(明治6)年火災で焼失。現在は石垣やお堀が残るのみとなっています。敷地内には徳川家へ輿入れした天璋院篤姫の銅像もあり、思わずドラマで篤姫と西郷隆盛の共演シーンを思い出してしまいました。周辺の石垣には、西南戦争の銃弾跡が。無数の穴が今も生々しく残る様子に、当時の戦の激しさがしのばれます。

現在、明治期に焼失した御楼門の復元工事のため正面入口が閉鎖中。黎明館を訪れる場合の出入り口は北御門入口のみとなるのでご注意を。御楼門は2020年に完成予定です

鶴丸城跡の一角にある天璋院篤姫の銅像。今和泉島津家(鹿児島県指宿市)に生まれた篤姫は、島津斉彬の養女になって鶴丸城で数カ月過ごした後、13代将軍・徳川家定の御台所になりました。婚礼の際には、篤姫の嫁入り道具をそろえる役割を西郷隆盛が担ったといわれています

鶴丸城跡の近くにある「西南戦争の銃弾跡」。石垣に残る生々しい銃弾の跡が激戦の様子を今に伝えています

鹿児島じゅうに息づく西郷どんの魅力を
まるごと満喫して大満足

西郷隆盛終焉の地

西郷隆盛の最期の地では
思わず胸いっぱいになること必至

「鶴丸城跡」から徒歩約10分。城山の北東にある「西郷隆盛終焉の地」は、西南戦争で敗れた西郷どんが最期を遂げた場所です。1877(明治10)年9月24日、官軍の総攻撃が開始し、西郷どんは桐野利秋や村田新八ら諸将ともに城山を下り始めます。しかし、わずか約300m進んだこの地で銃弾を受け、同行していた別府晋介に「晋どん、もうここらでよか」と伝え、別府の介錯により自決しました。彼の死により、約7カ月間に及んだ西南戦争はついに幕を閉じたのです。石碑のみがひっそりと立つこの地で、激動の時代を駆け抜けた英傑・西郷どんの生涯に思いを巡らせずにはいられません。

1899(明治32)年に建立された石碑がある「西郷隆盛終焉の地」

薩摩志士が眠る墓地に参拝したら
和風カフェでこの旅の締めくくりを

旅の終着点は、西郷隆盛をはじめ、西南戦争で戦死した2023名の薩摩志士が眠る「南洲墓地」。西郷隆盛の墓を囲むように、篠原国幹や桐野利秋、村田新八、別府晋介、桂久武ら勇将の墓が並んでいます。鳥居をくぐって正面にある西郷さんの墓には全国から多くの参拝者が。今も変わらぬ人気の高さに驚かされます。

この南洲墓地に隣接しているのが南洲神社。西南戦争後に戦没者を悼む参拝者が増えたことから、1880(明治13)年に参拝所が設けられたのが始まり。その後、1922(大正11)年に西南戦争戦没者を祀る神社となり、西郷どんが御祭神として祀られています。社務所の前にある和風カフェ「境内茶屋なんしゅう」では、西郷どんや愛犬ツンが描かれた「せごラテ」が人気。飲むのがもったいないほど愛らしいラテアートに、思わずテンションが上がります。西郷どんとツンをモチーフにしたオリジナルグッズも豊富にそろうので、今回の旅の記念に購入してはいかが。

鹿児島県の史跡に指定されている「南洲墓地」。南洲神社が隣接しています

錦江湾や桜島を望む地に749基の墓石が整然と並びます

正面中央にあるのが西郷隆盛の墓。両隣には薩軍幹部の篠原国幹と桐野利秋の墓があります

「せごラテ」カフェラテ(手前)400円(税込)、抹茶ラテ450円(税込)。絵柄は、西郷どんやツンのほか、ツンの肉球や桜島など全5種類から選べます

境内の一角にある店舗。Tシャツやタオル、トートバッグなど、『西郷どん』のオリジナルグッズが充実しています

ツンをイメージしたキュートなおみくじ「つんくじ」100円。持っているだけでご利益がありそう

おまもりおみくじ人形(西郷どん・ツン)各500円(税込)、マグカップ各1200円(税込)

情を重んじ、仲間を大切にした西郷隆盛。江戸城無血開城や明治政府の樹立、廃藩置県などの改革に尽力したという功績はもちろん、人間味あふれる愛情深い人柄が「西郷どん」と呼ばれ、今なお多くの人々を魅了し続けている理由ではないでしょうか。テレビドラマをきっかけににわかファンになった筆者ですが、ゆかりのスポット巡りのおかげでその生き様や魅力をより強く感じられた気がしました。

今回のルートはこちら!

①カゴシマシティビュー
運行日:毎日(鹿児島中央駅出発)
運行時間:8:30~17:30
運行本数:19本(30分間隔)
運賃:大人190円、小児100円
※市電・市バスにも乗れる一日乗車券は大人600円、小児300円(車内でも販売)
のりば:鹿児島中央駅東口バスターミナル「東4」乗り場
TEL/099-257-2117(鹿児島市交通局)
http://www.kotsu-city-kagoshima.jp/tourism/sakurajima-tabi/

②西郷どん 大河ドラマ館
※2019年1月14日(月・祝)まで期間限定でオープン
TEL/099-808-3153
9:00〜17:00(最終入館16:30)
定休日/なし
鹿児島中央駅からカゴシマシティビューで約6分の「西郷どん大河ドラマ館前」バス停下車すぐ

③ガスト城山店
住所/鹿児島県鹿児島市照国町1-1
TEL/099-239-0120
24時間営業
定休日/なし
鹿児島中央駅からカゴシマシティビューで約9分の「天文館」バス停下車、徒歩7分
https://store-info.skylark.co.jp/skylark/spot/detail?code=012828&_resl=true

④西郷隆盛銅像
住所/鹿児島県鹿児島市城山4-36
鹿児島中央駅からカゴシマシティビューで約14分の「西郷隆盛銅像前」バス停下車すぐ

⑤城山展望台
住所/鹿児島県鹿児島市城山町
鹿児島中央駅からカゴシマシティビューで約24分の「城山」バス停下車、徒歩3分

■鶴丸城跡
住所/鹿児島県鹿児島市城山町7-2
鹿児島中央駅からカゴシマシティビューで約29分の「薩摩義士碑前」バス停下車すぐ

⑥西郷隆盛終焉の地
住所/鹿児島県鹿児島市城山町
鹿児島中央駅からカゴシマシティビューで約29分の「薩摩義士碑前」バス停下車、徒歩5分

⑦南洲墓地
住所/鹿児島県鹿児島市上竜尾町2-1
鹿児島中央駅からカゴシマシティビューで約36分の「西郷南洲顕彰館(南洲公園)前」バス停下車すぐ

■境内茶屋なんしゅう
住所/鹿児島県鹿児島市上竜尾町2-1
TEL/080-2037-6299
11:00〜16:00(土・日曜、祝日は10:30〜16:30)
定休日/なし
鹿児島中央駅からカゴシマシティビューで約36分の「西郷南洲顕彰館(南洲公園)前」バス停下車すぐ
http://keidaichaya-nanshu.com/

※2018年11月28日の情報です。

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